なんか流れでドローンの制御をするソフトに携わることになってドローンの事情など何も知らない状態から苦労しながらどうにかこうにか設計にチャレンジしています。
今のドローンはGPSと画像処理などを駆使してムチャクチャ頭良い処理ができるようになっていて、例えばコントローラーのタブレットで走る車などにターゲット指定したら移動するターゲットを常時距離を保ったまま追いかけ続け、カメラ(ジンバル)もターゲットに常時固定しながら動画を撮れる。
素早く動くバイクなどが常時カメラに納まり続けているの動画を見てると、例えばもしこれが人を追いかけている状況だとしたらと考えると恐ろしい技術で、ジンバルに拳銃を固定したとして、遠隔で引き金を引くなんてプログラムは簡単にできるのだから、簡単にターミネーターのような殺人機械ができそうです。
POIとかいうシステムで仏像とかのターゲットを指定したら、その周りをドローンがくるくる撮影しながらながら回り続けて、リアルな3dのモデリングデータ作成も出来る。
ドローンは姿勢や位置の制御のために各種のセンサが搭載されているのだが、どうもこれらが安価に手に入るようになったことが安くドローンを作ることができるようになった理由らしくて、これらのセンサが安価につくれるようになった理由はスマホが大量生産されるようになったかららしい。
確かにドローンに搭載されているGPSセンサ、気圧センサ、加速度センサ、磁気センサなどはどれもスマホに搭載されている。
シヴィライゼーションというゲームで技術の順番を記述したテクノロジーツリーという考え方があり、例えば「法律」という技術は「アルファベット(文字)」という技術を取得していないと開発できないように順番があるのですが、さしずめ「ドローン」という技術の前提技術として「スマートフォン」が来る感じであろう。ちなみに「アルファベット」の前提技術は「筆記」となっている。
20年前には自分がドローン制御のプログラムを書くことになるとは思いもしなかった。
時代の進み方の速さにめまいがしそうだし、自分も末端の人間としてそのような進歩にほんの少しだけ関わっている
勉強していてもオープンソース系でそのような技術のソフトウェア部分が構成されているのが多い印象で、技術進歩のスピードが無茶苦茶はやいのにはオープンソースコミュニティが1役も2役も買っていると思う