カテゴリー: Linux

  • AWS Lightsail で tftp接続を行う

    AWS Lightsailのインスタンス生成からTftpで接続しファイル転送が行える状態までもっていく手順

    サーバー:Ubuntu 20.04 LTS
    クライアント:Windows 10
    TFTPクライアント:FileZilla

    大まかな流れ
    ①AWS LightsailのUbuntu20.04 LTSのインスタンス作成
    ②WindowsのPowerShellにて鍵ペア作成
    ③UbuntuにSSH接続して公開鍵を貼り付け
    ④FileZillaで接続

    まずインスタンスを作ります。
    01_create_instance

    02_create_instance_2

    02_create_instance_3
    出来上がったインスタンスをクリック

    04_attach
    静的IPアドレスが再起動などで変更されないようアタッチする

    05_attach

    とりあえずサーバの方はこのまま置いておいて、Windowsでの鍵ペア生成の作業に移ります。
    07_create_key_pair
    Powershellを起動し以下を行います。
    1.ssh-keygen
    2.キー名称を設定
    3.パスフレーズの設定(覚えておく)
    07_create_key_pair2
    鍵ペアができました。「~.pub」のほうが公開鍵、そうでない方が秘密鍵となります。
    「~.pub」のほうをテキストエディタで開いてコピーします。
    07_create_key_pair3

    Ubuntu作業に戻ります。以下の操作でSSHコンソールを開きます。
    06_ssh_connect

    /home/ubuntu/.ssh に移動し、 authorized_keyを開き、先ほどエディタでコピーした公開鍵の情報を貼り付けます。
    07_create_key_pair4
    07_create_key_pair5

    Windows作業に戻ります。FileZillaをインストールして開きます。
    AWSサーバーの情報を設定しキーは先ほど作成した秘密鍵を参照します。
    08_tfpd_connect
    秘密鍵の形式がFileZillaで対応してないとのことで、言われるがまま変換。

    09_tfpd_connect

    10_tfpd_connect2

    接続します。
    11_tfpd_connect3

    12_tfpd_connect4

    接続できました。
    13_tfpd_connect5

  • [Debian]LinuxでECLiPSe CLPをビルドする

    LinuxでECLiPSe CLPをビルドする手順を書きます。

    何でビルドするかというと、先日ECLiPSeのメイン開発者の Joachim Schimpf さんに「ECLiPSeのContributorになりたい」というメールを送ったら、「ビルド・インストール関連の作業でできることがたくさんあり、例えばDebian packageなど出来ればよい(今は./RUNMEという独自シェルスクリプトでインストールする)」と言われたので、その作業の一環としてやってます。ビルドのやり方を記事にまとめるのも立派なContribute作業だと思いますので以下に手順記載します。

    ちなみにただインストールするだけならばずっと簡単な手順があり、そのうち紹介します。

    ディストリビューション:Debian バージョン10.9
    ECLiPSe CLPのバージョン:7.0_54
    目標:ダウンロードしたソースから、root以外の全ユーザーがtkeclipseコマンドでtkeclipse起動・eclipseコマンドでeclipse起動できる状態までもっていく
    この作業でできないこと:
    COIN-ORのインストール
    CPLEXのインストール
    XPRESS-MPのインストール
    JAVAインターフェースのインストール
    GraphVizのインストール
    FlexLMのインストール
    MySQLインターフェースのインストール

    ディレクトリ構成やアーキテクチャ(以下の例では64bit)など、適宜自分の環境に読み替えてください。また、ソースをビルド・インストールする際はソースディレクトリのINSTALLファイルなど目を通しておいてください。

    以下はDebianをインストールした直後からの手順です。基本rootで作業してます。

    ECLiPSeダウンロードページ
    /usr/local/srcに移動し、wgetでECLiPSeのソースを取得し、解凍する
    0621_001

    build essential をインストールする
    0621_003

    mkdir /vol/Eclipse/thirdparty を作成し、ECLiPSeのサーバからtcltk.tgzを取得・解凍する(最新の8.6のライブラリだとコンパイルエラーとなるのでここで手に入る8.5を使用します)
    0621_004

    0621_005

    ディレクトリの名称をtcl8.5に変更します
    0621_006

    m4をインストールします(次のGMPのビルドで必要となる)
    0621_008

    GMPのソースを取得、解凍します。lzファイルの解凍のためにlzipインストールします。
    0621_009

    0621_010

    gmpのフォルダに入り./configureを実行
    0621_011

    makeを実行
    0621_012

    make checkを実行
    0621_013

    make instalを実行
    0621_014

    はじめにダウンロードしたEclipseのソースのフォルダに移動します。
    ECLIPSEARCH=x86_64_linux
    ECLIPSETHIRDPARTY=/vol/Eclipse/thirdparty
    を設定したのち、./configureを実行(詳しくは同じフォルダのINSTALLというファイル見てください)
    0621_015

    make -f Makefile.$ECLIPSEARCH を実行
    0621_016

    ./RUNMEを実行
    0621_017

    Enter押下
    0621_018

    Enter押下
    0621_019

    インストール先は/usr/local/binにしました。
    0621_020

    Enter
    0621_021

    tcl/tk用のパス設定を行います。多分このままで良いのですが、一応配置した/vol/Eclipse/thirdpartyに変更しました。
    0621_022

    0621_023

    0621_024

    不要となった圧縮ファイルを削除します。
    0621_025

    exitで一般ユーザーに戻り「tkeclipse」コマンドでtkeclipseが、「eclipse」コマンドでeclipseが起動するようになりました。
    0621_026

    0621_027